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2004 06.05(Sat) |
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朝、不健康な目覚めを経て昼過ぎにケイちゃんと駅へと向かうことから一日が始まった。
何をしに、駅までいったかと言うと、今日は暇なんで秋葉原ことオウガーストリートまで出かけようと思ったのだ。
さすがに、元気のありあまる本体でも東京まで買い物に原付で行く気はしなかった。というか、KSRは「ああ女神様」で俗に言うオタバイクの地位を確立してしまったバイクなので、ケイちゃんでオタクのまち秋葉原にいくのはすごくイヤ!
なんてことを考えながら駅ちかくの駐輪場に行くのだが、いつも使ってるところは満車。さすがに路駐するのも気が引けるので他のところを探すことにした。いつものところよりちょっと遠いけどいいところが見つかった。早速駐車し、後輪をロックしようと思いかばんからU字ロックを探すが見つからない。なんかいつもより軽いと思ったらU字を忘れてしまったようだ。えらいこっちゃ。さすがに盗難やいたずらは怖いので、引き返すことにした。
自分の部屋へ帰る途中、朝からなにも口にしていないことに気がつき吉野家へ行くことにした。そこで豚丼を食べてると、目の前の大きな通りにバイクの集団が。きっとマスツーリングってやつだろう。楽しそうだなーと遠めで眺めていたら、なんか不健康を絵に描いたようなところへ行くんじゃなくて、ケイちゃんでどっか遠くへ行ってみるか。と計画とは大きく違った今回の大まかな予定が決まった。
どんぶりの中身を空にして、さっそくいつものガソリンスタンドへ。いざ給油! とタンクのふたをあけると、すぐ近くまで油面が見える。ほとんど満タンだよこりゃと思いつつも1.2リットル入れた。きっと気化した分はかなりあるはずだ。てか、ガソリン高くなってるし。
どこへ行こうか悩んだけど、とりあえずこの暑い厚木を抜け清川のほうへ行くことにした。
スタンドから経つこと10数分。清川線に乗り宮ヶ背のほうへ走る。清川は涼しいなぁ。
宮ヶ背湖に到着し、なんたら大橋をわたり、とりあえず、今日はヤビツ峠というところへ行ってみることにした。
親切に、案内表示があるし自転車のひとたくさんいるからわかりやすい。
そう。ヤビツはチャリストのタイムトライアルポイントでもあるらしい。
で、しばらく走ってみると、自転車どころかオートバイの人がたくさん・・・
威圧的な巨大なバイクから変なネコみたいなヘルメットかぶったスクータのひとがいっぱい。
道路にもスリップ痕いっぱいあるしえらいところへ来てしまったなぁ。と思いつつも、後ろからは本体をみて追いかけてるのかわからんけど、妙なスクーターが本体を煽る煽る。道を譲ってやろうと左へ寄るが並ぶだけで追い抜こうとしない。
あー、こりゃ、バトルの申し込みだ。と、勝手に判断して、スロットルをひねる。ギヤペダルを蹴っ飛ばす。ああ、無視できない自分が情けないと思いつつも、ワインディングをスイスイ走ると気持ちいい自分がいた。
原付コゾー(本体もだけど)がいなくなると、とたんに道が狭くなる。なるほど。走るポイントはその広い部分だけってか。と納得し、細いけど立派過ぎるワインディングを走る。むしろ、狭いし対向車はこっちがわにはみ出すのでうかつにスピードを出せない。しかし、完全なブラインドでない限りは気持ちのいいリーンとテールスライドが楽しめた。
しばらく行くとキャンプ場が見えてきた。そのあたりからわりと車も増えてきて交通量も多い。キャンプ場ということもあって、RV車が多く、狭い道では対向車が来るとすぐに立ち往生してしまう。大体の車は対向車に道を譲った際、本体にも先へ行けと合図をくれる。まあ、原付と言えど狭い道じゃ2輪車のが圧倒的に早い。安全な速度で走っていても4輪車は見えなくなってしまう。
なんか、車がたくさん止まってるところを目撃した。みんなペットボトルやポリタンクを持ってるところからすると湧き水でも湧いているのだろう。今度はペットボトルを持ってここへ来たいと思った。
頂上付近までたどり着くと、そこではなにやら工事をしていて、おっちゃんに通せんぼを食らった。そのあいだに2台のバイクが本体の後ろに並ぶ。おっちゃんが行っていいよと合図を出すと、後ろの1人がダッシュ。
そこで、譲ってやればよかったんだけど、本体もさっきまでの脳内バトルとワインディングを気持ちよく走れたことから生まれる気持ちの高鳴りがそうはさせてくれなかった。
排気量は5倍の差があるが、道は狭く対向車も来るのでうかつに飛ばせない。と上り坂などのエンジンパワー勝負にならないポイント以外ではほとんど有利な条件はこっちが得ていた。狭いコーナーでもひょいひょいとステップを踏むようにリズミカルに進むと案の定さっきのバイクは見えなくなった(というか、かってに本体がバトられてると勘違いしてるんだろうけど)。
状況は常に有利であることは許さなかった。長い上り坂になった。上り坂の真ん中くらいで後ろのバイクの一台が追いついてきたのが見えた。先譲ってあげようかどうか悩んでるうちに並ばれた。並ぶってことは本気!? と多分勘違いしてちょっと躍起になってしまった。 追いつかれた地点はほぼ上り坂の頂上付近。とおもわせておいて、ヘアピンみたいになってるカーブ。うげ、思ったよりきつい。けど、難なく回れた。だって、上り坂でスピード出てないんだもん。
後ろのバイクは本体を追い抜きに加速していたっぽいからずいぶん膨らんだようだ。曲がったあとののぼりは思ったほど長くはなかった。しかし、そのちょいと先には4輪車がずいぶんとたまっているのであった。
4輪のペースはずいぶんと遅く、対向車とすれ違うたびに止まるし、下手するとバックするから一気にペースダウン。まあ、どこだかわからないけど、街が見渡せて眺めもいいので、のんびりと走れた。いままでの高揚した気分は45°傾き、温和な気持ちで走れた。
山を下りきったところは秦野市。すぐに厚木につながるR246に出た。ちょっぴり疲れたのでまっすぐ帰ろうと思ったけど、"←大山 ケーブルカー"という案内標識があった。それをみて、大山っていつだかに目指した山じゃん、ケーブルカーもあるのかならば行ってみよー! まだまだ元気があると実感。
安全運転に徹しているところ、後ろからはやんちゃなエイプ(というバイク。たぶん原付だろう)が本体を強襲。これは間違いなく誘われてるぞ。バトルに!
本体の血が熱くなる。けど、同じ排気量で4ストと2ストじゃ、相手にならない。一瞬で点にした。目的地にも着いた。ケーブルカーは"運休" 残念・・・
まっすぐ帰ることにした。246はK察がいっぱいいるので、違う道から帰ることにした。ちょっと迷った・・・
で、秋葉原には明日行けばいいじゃんって思ってたけど、天気予報では雨っぽい・・・
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