電子なページ ☆第二回

 はい。電子なページ第二回その2です。
 
 その1で自分自身に宿題を課したのですが、すぐに解決しちゃいました。
 ちなみに、宿題と言うのは1,2石で発振回路を作ることだったんですが、要は無安定マルチを作ってやればいいだけでした。
 というわけで、無安定マルチについて語ります。
 
 まず、無安定マルチというのは私が無安定マルチバイブレータのことを勝手にそう呼んでいるだけで正しい言い方は知りません。で、マルチバイブレータというのは反転増幅器(デジタルICだとNOTとか)2つの結合のしかたで無安定(自走)マルチバイブレータ、単安定(ワンショット)マルチバイブレータ、双安定マルチバイブレータ(フリップフロップ)という3種類に分けられます。

まるちばいぶれーた


 上の図は無安定マルチを表しているのですが、増幅器2つの上部にあるコンデンサ(AC結合部)をはずして短絡させる(DC結合)とワンショットマルチになります。そして、下のコンデンサもはずしてしまうとフリップフロップになります。

 で、無安定マルチの動作はというと、ただひたすら一定の周期で方形波を出力し続けます。そして、その信号を前回の回路のスイッチ部をトランジスタに置き換えてそのスイッチングに使いたいと思います。

 トランジスタで無安定マルチをつくるには下図のような回路をつくります。

とらんじすたで


 周期はだいたいコンデンサとベース抵抗の時定数に比例します。
 
 さらに下図は前回の回路のスイッチをトランジスタに変えてちょっと工夫した回路です。

ちゃうじぽんぷ


 まず、下の1815がオンになり、上の1015はオフの状態で左側のコンデンサを充電します。次に1815がオフ、1015がオンになるとコンデンサの−側がVccにつながります。このときダイオードがあることから左側のコンデンサは放電せずに電池の電圧とコンデンサの電圧の和の電圧が右側のコンデンサに充電されることになります。

 ここで問題なのですが、各トランジスタをどうやってオン・オフするか。
 感のいいひとならすぐにわかるかと思いますが、ずーと上の無安定マルチのトランジスタに1015のための吸い込みと1815のための吐き出しをやってもらいます。

かんせい?


 たぶん、完成系です。
 それにしても、トランジスタ4つ、コンデンサ4つ、抵抗4本、ダイオード2本と結構な部品点数になりました。もうちょっと賢いやり方があったらぜひ教えてください。私にはこれが限界です。
 しかも、無負荷実測値2.5Vくらい。超高輝度の赤と黄色のLEDがかろうじて点灯しました。白や青なんてとてもじゃないけど無理っぽい。理論的にはこれにダイオード2つとコンデンサ2つでさらに2倍の電圧を得ることが出来るけど、もうたま切れなので試しようがないです。

 ちなみに、コイルを使う回路では下のようになります。

こいるをつかうと


 コイルの巻き方なんていったかなぁ・・・ 思い出したらまたどこかに書きます。
 部活の先輩にコイルのコアをもらったので、実際にコイルを巻いて作ってみたんですが、すこぶる調子がいいです。一工夫で定電流回路や定電圧回路も組み込めてLED以外の用途にも使えそうですし。実測6V以上観測できました。白色LEDも煌々と光るし、赤や黄色は直列に接続して光らせることも可能です。
 コイルを巻くのはめんどくさいと思っていたんですが、20回巻きやそこいらでは全然そんなこともなく、むしろ無安定マルチの配線を考えるほうがよっぽどしんどかったです。

 食わず嫌いはいけないとおもう7700(ちっち)でした。
 
2004 07.12 7700(ちっち)

第二回 おわりっ









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